人とクルマと環境が調和した社会を創る
自動車に関わる事業に携わる企業として、事業活動における環境負荷低減を継続するとともに、商品・サービスを通じた環境への貢献を通じて、クルマ社会の持続的な発展に貢献していきます。
オートバックスセブン 環境方針
オートバックスセブンはカー用品、車検整備、車販売の事業活動を推進する上で、環境の保全に配慮した活動を目指します。
- オートバックスセブンにおける事業活動の環境に与える影響を把握し、目的、目標、計画を定め、
環境保全活動の継続的な改善を図ります。 - 環境に係わる法規制及びその他の要求事項を順守します。
- オートバックスセブンにおける事業活動が与える環境影響の中で、特に以下の項目について優先的に取組みます。
(1)省エネルギーの推進と温室効果ガス排出量の削減
(2)廃棄物の排出量の削減と3Rの推進
(3)環境に配慮した商品の購入
(4)環境に配慮した商品、サービスメニューの開発および店舗での販売促進 - 環境汚染の予防に努めます。
- オートバックスセブン全ての人に、環境や社会問題に自発的に取り組むように教育と啓発を行い、
人と車と環境が調和した持続可能な社会を目指します。
環境保全活動の目標と実績
分野 | 当期の目標 | 当期の主な取り組み実績 | 来期の計画 | |
---|---|---|---|---|
省エネルギー推進と 温室効果ガスの削減 |
電力使用量の削減 (CO2排出量の削減) |
2015年3月期比2%程度の削減 | 2015年3月期比2.9%削減 | 2016年3月期使用量維持 |
ガソリン使用量の削減 | 2015年3月期比3%程度の向上 低燃費車への切り替え |
2015年3月期比5%向上 | 2016年3月期燃費水準の維持 | |
省資源の取り組み | 廃棄物の削減 | 2015年3月期比1%程度の削減 | 2015年3月期比3.9%削減 | 2016年3月期比2%の削減 |
コピー用紙使用量の削減 | 2015年3月期比2%程度の削減 | 2015年3月期比6.7%削減 | 2016年3月期比2%の削減 | |
段ボール使用量の削減 | 取り組みの継続 | 2012年3月期比51%削減 | ||
環境に配慮した 商品の購入 |
事務用品のグリーン購入 | 取り組みの継続 | グリーン購入比率86.2% | グリーン購入比率80%以上 |
環境コミュニケーション | 従業員への環境教育、活動プログラム周知 | 取り組みの継続 | 年1回環境自覚一般教育実施および定期的な環境啓蒙情報発信実施 | 年1回環境自覚一般教育実施および定期的な環境啓蒙情報発信実施 |
地域環境美化への貢献 | 近隣清掃活動実施 | 全社員参加 | 全社員参加 | 全社員1回以上参加 |
当社は、環境活動を推進するため、環境ISOで定められた実施事項を理解し、部門に活動を展開させることを目的に、2016年3月期は、部門から1名参加を必須とし3回の「環境推進委員会」を実施しました。
これに取り組むことにより、環境貢献だけではなく、環境上の事故等の緊急事態対応や製品の改善、省資源による利益の向上など、企業が抱かえている多様な課題を改善することにつながります。
西日本ロジスティクスセンター(兵庫県三木市)内の遊休部分および同センター内建物の一部屋根を利用した太陽光発電を導入し、売電事業を行っています。保有資産の有効活用を図るとともに、自然環境にやさしい「再生可能エネルギー」の普及促進に努めています。企業の社会的責任としての環境負荷低減などを通じて、社会に貢献し、環境に配慮した取り組みを積極的に行っていきます。
省エネルギー推進と温室効果ガスの削減
省エネルギー対策を策定し、CO2総排出量を削減
当社および店舗における取り組み
当社は本社、地方事業所、直営店舗、ロジスティクスセンターなどにおいて、環境方針に則って、従業員一人ひとりが省エネルギーに対する意識を高く持ち事業活動を行っています。当期における当社の電力使用量※は前期比4.0%減の6,810千kwhとなり、CO2総排出量※は、前期比4.0%減の4,060t-CO2となりました。当社グループでは、今後も業務改善、効率化によるノー残業デーの実施など、各種活動プログラムを推進しています。
また、店舗における取り組みとしては、店舗ごとに調光式のLED照明などの導入を進める一方、夏季における店舗内の温度上昇を抑える方法の一つとして、店舗の屋根に遮熱塗装を施すなど、環境とコスト面を意識した店舗づくりを行っていきます。
省資源の取り組み
限られた資源を有効利用するために3Rを推進
容器包装の削減
当期におけるオートバックスグループのレジ袋などの容器包装類使用量は、前期比23.3%減の201.3tとなりました。レジ袋の削減にあたっては、お客様への声掛けなどを通じて、お客様のご理解・ご協力を得ながら進めています。また、当社PB商品のパッケージについても、順次、軽量化や材質の見直しなどを図っています。
物流分野における取り組み
商品輸送では、急ぎの配送でないケースなどにおいて、トラック輸送ではなく、CO2排出量が少ない鉄道コンテナ輸送も利用しています。また、店舗への商品の配送に再利用可能な折りたたみコンテナは、箱の大きさも数種類用意し、廃棄される段太陽光発電設備ボールの削減に努めています。
廃棄物の削減・適正処理・リサイクル
オフィスで発生する紙類やプラスチック類などの一般ごみは、分別の周知を徹底し、継続的な削減を進めています。
また、店舗ピットの交換作業に伴って発生する廃棄物は、遵法性が確保された産業廃棄物業者に委託し、適正に廃棄・リサイクル処理を行っています。さらに、それらの遵守状況を独自に確認することで、適正処理の確保に努めています。
廃棄物リサイクルの取り組み
1. 廃タイヤ
専門業者にて細かく裁断され、主にセメント工場、製紙工場にて熱源として利用(一部はセメント原料にも利用)
2. 廃オイル
専門業者にて精製され、再生油となり、主にボイラー燃料として利用
3. 廃バッテリー
専門業者にて再生鉛、再生プラスチックにリサイクルされ、再びバッテリー製品として利用